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コンセプト グループ紹介 ジュークボックス

ジュークボックス、それは旅の出会いのように。

水槽とクレマチスが新しく始める共演定期公演「旅するジュークボックス」シリーズ。

 

前半は通常の対バン形式で、各グループの出演時間が決められている「対バンパート」。

後半はランダムな出演順で、ノンストップに1曲ずつ披露していく「ジュークボックスパート」。

「ジュークボックスパート」ではどのタイミングでどのグループが出てくるか予想できません。

 

「自分の推し曲」を連続で聴く楽しみと、「他の人の推し曲」を偶然に聴く楽しみ。

“共演”の楽しさをもう一度!

 

 

 

イベントに込めた想い

 

「旅するジュークボックス」は、水槽とクレマチスが主催する対バン定期公演です。主催対バン自体はこれまでにも行っていますが、定期化されたシリーズとしては初の試みとなるため、本公演に水槽とクレマチスが込めている想いについて、書いてみようと思います。(長文ですが、このテキスト自体が間接的に、水槽とクレマチスというグループの目指すところの紹介にもなりそうな気がします。)

 

 

ジュークボックスとは

 

前段として、水槽とクレマチスは旅・ライブ・生活をコンセプトとするグループであり、例えばグループのライブお披露目を最初から全国ツアーとして行ったり、その過程で出会った地方のアイドル・バンドの楽曲をカバーしたりなど、旅の要素とライブが絡むような試みをしてきました。東京でのライブ活動を開始してからは、「東京では出会えなかったアイドル・バンドに、水クレによるカバーを介して東京の方々が出会う」、手前味噌ながらそのような文化を少しずつ作れてきたように思います。水槽とクレマチスの現場に行くこと自体が、旅に出て知らないものに触れる体験に重なるような、そんなライブを提供できていたら嬉しいです。

 

水槽とクレマチス主催の対バン定期公演を始めるにあたり、この旅という要素は外せないものでした。同時に、「対バン」という形式が持っている本来的な面白さをもう一度感じてもらいたい、という想いをメンバー含め再確認しました。そこで出てきたのが今回の「ジュークボックスパート」のアイデアです。パートの詳細な内容は下に記載しますが、ジュークボックスとは数千枚のレコードを内蔵したアメリカ発祥の自動レコード演奏装置のことです。店舗に置かれ、客が硬貨を投入するとレコードの中から好きなものを選んで演奏させることができ、店にいる全員がその音楽を楽しむことができました。現在でも、レコード演奏ではなくネットからのストリーミング再生へと音楽の再生方法が電子化されてはいますが、ボウリング場やパブなどで同様の機械を見かけることがあります。

 

水槽とクレマチスの主催イベントのタイトルに「ジュークボックス」という単語を使うのはどうか、という案はメンバーの波浮すわから出たものです。この時点では主催の形式も内容も定まっていませんでしたが、何となくのイメージワードとして、メンバーと運営の心に残っていました。「ジュークボックス」の良さは、自分が好きなタイミングで好きな曲を聴けるという点にありますが、もしかしたらそれ以上に自分の好きな曲を他の客に聴かせられるという点にあるのではないでしょうか。不意に何かと出会う、ただしそれは単なる偶然ではなく、他者の媒介によってーー。作為とも不作為とも言い切れない、自分のテリトリーを超えた場所で起こる「それ」が旅のイメージと接続したのは、水槽とクレマチスという活動体にとって自然でした。

 

 

対バンという形式について

 

ライブイベントはそもそも、推しのグループや推し曲を目当てにチケット代という「硬貨」を投入する点で、広義の「ジュークボックス」の利用とも言えます。そしてそれを場の全員が共有するという点も同じです。ただ、対バンイベントの場合は話が少し複雑になり、それは自身の推しグループ以外の時間はフロアから退出できるという側面があるからです。そしてこの傾向は、ライブアイドル界隈では少しずつ強くなってきている気がしています。(この10年間のライブアイドルのシーンをある程度追っている方であれば直感できるのではないでしょうか。)

 

そしてこの傾向は、ライブアイドル文化への新規参入が少なくなったという点と、ライブアイドル文化自体が十分に成熟したという点の2点から、ある程度説明が可能です。

 

まず前者について。新規参入が少なくなると相対的に「アイドル文化を熟知した人たち」が増えるので、ライブアイドルにハマった初期の「いろんなグループを観てみたい」という熱量が落ち着いてきます。推し疲れや出会い疲れもあるかもしれません。また相対的にファンの年齢層が上がると「2時間立ち続けるのが疲れる」という身体的な側面も出やすくなります。(なおこの点は、あまり語られませんがライブ文化を考える上でかなり重要な点です。「座って聴けるならフロアにいたいのに」と思ったことがある方は少なくないかと思います。)

 

後者について。ライブアイドル界隈は様々な音楽やステージ表現の実験場であるという共通感覚(シーンの批評的にもそう分析されることが多かったはずです)が、徐々に薄れてきました。ライブアイドルの現場では良い意味であらゆることが試みられてきたのですが、一方で受け取り手もその刺激に慣れてしまい、「アイドルなのに○○」という物言い自体が成立しにくくなりました(世間一般ではまだまだ成立するしそれがメジャーにリーチする大きな手法なのですが、少なくとも現場レベルでは成立しにくくなっています)。新しさに出会うことの感慨が生まれにくくなっているきらいがあり、ありていに言えば「概ね予想の範疇を超えないだろう」という予想が成立してしまっているのではないでしょうか。

 

このように現在の対バンは、「自分の推しグループしか観ない」といった側面も残念ながら強く、本来の「ジュークボックス」が持っていた「他人が好きな曲を偶然聴く」という豊かさが感じられにくくなっているように思います。

※もちろんすでに勢いや人気のあるグループ、仲良しグループを複数組集めたら一推しのグループ以外も見るという行動が生まれやすくなるのですが、それは「偶然聴く」というよりは「もともと聴きたいから聴く」の要素が強い行動です。もちろんそのような行動やイベント自体を否定する意図は全くありませんが(整理のために書いているとご理解ください)、よく知らないグループを偶然見聞きするという文脈とは少しズレてしまいます。

 

 

「ジュークボックスパート」の中身

 

主催公演「旅するジュークボックス」は、前半がグループごとの出番時間・持ち時間が設定された通常の「対バンパート」、後半が新しい試みとなる「ジュークボックスパート」となっています。上記のようなグループコンセプトや対バンについての問題意識を前提にすると、「ジュークボックスパート」の意図が理解しやすくなるかと思い、まずはそれらを導入としました。

 

さて、「ジュークボックスパート」は以下のような内容です。

 

【ジュークボックスパート】

①通常の形式ーー各グループが出番時間を持ちその枠内で複数曲を連続でパフォーマンスするーーではなく、(原則的に)1曲パフォーマンスをしたら次のグループに交代する。

 

②具体的には、5グループの場合、グループAの曲A1→ グループBの曲B1→ グループCの曲C1→ グループDの曲D1→ グループEの曲E1→ グループBの曲B2→ グループDの曲D2→ グループCの曲C2→ グループEの曲E2→ グループAの曲A2→…といった形で続いていく。

 

③1時間のジュークボックスパートで5組が出演する場合、各グループには合計時間が12分程度となるよう曲リストを事前に提出してもらい、全グループの曲を並べくじ引きによりグループが入り乱れた曲順を決定する。その結果、同じグループが2曲以上連続でパフォーマンスする可能性もある。なお5曲ごとに各グループ1曲ずつ、という形ですらなく、曲順(グループの出演順)は完全にランダム。

 

④くじ引きの結果(曲順)はライブの前に出演グループ(および会場関係者)に伝えるが、来場者には伝えない。

 

…書いてみると想像以上にシンプルで、「推しグループ以外(の曲)に出会う」を、積極的に仕組み化したものとなっています。いつ推しグループの曲が来るかわからないからフロアから退出しにくいというのは、もちろんそれ自体では心地よい体験ではありません。しかし、他のグループ(の楽曲)との出会いが、それを上回る楽しさを与えてくれると信じています。また、フロアに長時間滞在することに伴う身体的な疲れに配慮し、フロアにある程度の数の椅子を配置することにいたしました。(その他の試行錯誤については、一番下の「※補足的な話(ジュークボックスパートの試行あれこれ)」をご覧ください。)

 

ドキドキしながら主催に参加いただくグループの運営さんにご連絡をしたところ、全グループの運営さんに試みを快諾していただきました。改めて感謝いたします。なおフライヤーでは「共演主催公演」と言う文言も使っています。これは「対バンパート」と「ジュークボックスパート」を合わせて「共演」と改めて定義し、「対バン」自体が持つ本来的な楽しさを再確認したいという想いからです。

 

もちろんどれだけ意図なり意義なりを主張したとしても、この試みが上手くいったかどうかは、当日ご来場いただいた皆さま、配信をご覧になった皆さまの判断を仰ぐしかありません。お楽しみいただけていたら幸いです。

 

 

旅を楽しもう!

 

改めて、「旅するジュークボックス」という公演名には、「自分の好きな曲を聴く」に加えて「他人の好きな曲を(旅の出会いのように偶然に)聴く」体験を再評価し、文化やスタイルとして復活させたいという思いが込められています。水槽とクレマチスはこの公演を通して、相互のグループのファンが推しグループ以外にも出会ってほしい、そしてその出会いは”普通の対バンでたまに起こる以上に”出会ってほしいと考えています。

 

最後にもう少しだけ、「ジュークボックス」という語への愛着を語らせてください。水槽とクレマチスは、カバー曲パフォーマンスが多めのグループです。そのことについてのまとまった説明はどこでもしておらず、単純にみれば「カバー曲が多い」としか表現できないのですが、例えて言うならば水槽とクレマチスが目指すのはジュークボックスのようなグループなのです。そこで流される曲がそのジュークボックス固有の曲なのか、カバー曲なのかは全く本質ではなく、どこかで聞いたことのある曲や、すでにこの世界にはあったのに聞いたことがない曲が偶然聴かれたら、十分だと思っています。

 

というのは、水槽とクレマチスは良くも悪くも、「自分たちの物語を、自分たちの楽曲を通して、自分たちで歌う」グループではない(正確には、そのような側面も含んでいるものの、それだけではない)からです。目指しているのは、「他の人たちの物語を、他の人たちの楽曲を通して、私たちが歌う」グループです。旅をする中で、ある楽曲に出会い、ジュークボックスに取り込み、別の場所でその音楽を鳴らす、そのような活動体です。(逆に、水槽とクレマチスのオリジナル曲もどんどんカバーしてもらえれば嬉しいです。ご希望の方はいつでもお声がけください。)

 

なおオリジナル曲ですら、「水クレメンバーのことを考えずに、水クレがパフォーマンスするということを考えずに、あなた(作詞者)にとってのその街についての想いを歌詞にしてください」とお願いしています。では一体この活動において、「オリジナリティ」はどこにあるのか?もちろん、「他でもない”その”ジュークボックスであること」に宿っています。アイドルは必要十分な形で、そしてピュアな形で、そこに存在しています。

 

「旅するジュークボックス」。

それは共演主催公演のタイトルであると同時に、水槽とクレマチスを指す言葉でもあるのです。

 

 

※補足的な話(ジュークボックスパートの試行あれこれ)

 

ここからは、冗長になるかなと思い本筋には入れにくかった内容を備忘録的に記載しておきます。コンセプトレベルの話というより、実際の仕組み化や運用上のあれこれです。ご興味あればお読みください。

 

 

「対バン問題」への対応についてもう少し詳しく

 

上の文章を読まれる中で感じられた方も多いと思うのですが、「対バン問題」についてはある程度前から界隈の中で認識されており、いろいろな処方箋が考えられていました。例えばイベント運営レベルでは再入場禁止という仕組みを導入したり、バンド界隈の対バンではタイムテーブルを事前に発表しないといったアプローチをしたりなどです。「ジュークボックスパート」も後者を参照しており、タイムテーブルを発表する文化が良くも悪くも根付いてしまっているアイドル現場で、どのように「タイムーテーブルがないかのようなもの」を導入するか、という意識がありました。それをアイドル対バンとバンド対バンの大きな違い、すなわち「アイドルには転換がない」という特徴から現実に着地させた形です。

 

一方で再入場禁止という仕組みは、お客さん側にとっては一利(一理)もない制度なので、以前から(アイドル界隈に限らず)ライブファンの間では反発があり、しばしば話題になっています。この「反発」は無視できないもので、「偶然にいろいろなグループと出会ってほしい」という想いが水槽とクレマチスとしての本音ではあっても結局は「演者側」の欲望である以上、アイドルファン側にとっては究極的には「押し付け」の側面を持ってしまいます。だからこそ、「自発的に留まりたくなる環境とコンテンツ」こそが重要だと考え、「ジュークボックスパート」が考案されました。また、「環境」からのアプローチとして、上記の身体的側面への配慮から、フロアにある程度の数の椅子を用意するという対応を考えています。

 

※なお再入場禁止にはチケット管理(入場管理)上の面倒さや不公平・不正を減らす、ライブハウス外での騒がれることを防ぐ、などの側面もあるため、ライブファンの皆さまには少しだけイベンター・ライブハウス側の心情にもご理解をいただければと思います。(「旅するジュークボックス」自体は再入場禁止ではありません。)

 

 

「全編ジュークボックスパート案」と今後の展開について

 

実は、本公演では全編を「ジュークボックスパート」にしようという案も当初ありました。しかし以下のような点が懸念されました。

 

①推しのグループを観るには2時間〜2時間半の公演時間、ずっとフロアにいなければならない。また「推しグループの全ての曲を観たい」人で、かつ開演時間には間に合わないような人にとっては、「出演時間」がいつかわからないなら行くのをやめようと判断する可能性もある。

 

②出番時間(ステージ上にいる時間)が飛び飛びになるため、ファンの人だけでなく演者さんや音出しをする運営さんも途中で会場を抜けたりなどがしにくい。

 

③曲単位での披露となるので、「セトリによる楽曲の物語」が組めなくなる。また、前後の曲がランダムとなるため雰囲気が全く異なる曲が続いたりしうる。

 

④音源を水槽とクレマチス運営側で集約し流す形になるので、普段PCで音源を出力しているグループさんがご自身のPCで細かな調整ができなくなってしまう。

 

⑤長時間ずっとフロアにいるのは単純に疲れてしまう。

 

これらの懸念点の調整過程で、①〜③については公演全体を前半後半に分け前半を通常の対バンパートにすることで、④は各運営さんとの都度調整で、⑤は上記の通りフロアへの椅子のご用意という形で、対応することになりました。

 

なお今後の形態として、

・実際にお客さんが投票行動によって順番を選べる形にする

・提出いただいた全曲を水槽とクレマチス側で事前に聞いて、くじ引きではなく「その日だけのアルバム」を作るイメージでセットリストを組む

といった形も考えていますが、ひとまずは今回の様子をみてチューニングしていけたらと考えています。また、ライブ上だけでなく、共演グループのどのメンバーかが当たる「ジュークボックスチェキ券」の販売も今後考えています。ファンの方に「偶然の出会い」を届けるべく試行錯誤しますので、「こんな案はどう?」などあれば是非、水槽とクレマチスの運営・メンバーにお声がけください。

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「旅のメロディ、生活のリズム。」

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